THE BOOKS
イタリヤで開花したルネッサンスも、淵源は教材の刷新にあったと言われています。既刊書と比べて本書の多くは、内容は、ダイアローグの量が膨大で、とっつきにくい方もいらっしゃるかもしれませんが、これをマスターできれば、見違えるほど語学力が伸びるのは間違いありません。
とことんロシア語会話
入門クラスを終えた学習者を対象にロシア語の力を着実にアップ・グレードできるように、初・中級用のテキストを作成しました。
本文の内容は、一人の日本人女性がロシアで恋に仕事に大活躍する、ストリー仕立てになっています。まるでドラマを見るような感覚で、楽しく、時にはドキドキしながら学べるように工夫されていますので、最後まで飽きずに学習し続けることができると思います。
*本書は『らくらくロシア語 文法+会話』(国際語学社)に加筆・訂正したものです。
ベーシックロシア語 文法+会話
初めて新しい外国語を学ぶ際のポイントの一つに、いい先生にめぐり会うことがありますが、身近に思い当たる人がいない場合や、時間的にも経済的にも語学教室などに通えないケースもあるかと思います。それに初期投資が大きすぎるのも決断を鈍らせますし、いざ失敗してしまうと痛手が大きくて、再チャレンジの意欲がそがれてしまいます。
語学の習得は、最終的には個人が努力する以外にないのは勿論ですが、そうかといって初めからあまりに忍耐を強いる教材では困りものです。本書はどんな人にも安心して勉強が始められるように、最小限の投資で最大の効果が得られるようにと企画された、欲張りかつ堅実な教材です。根気や意欲が人並みの方であれば必ずマスターできるように、これだけは必須といえるエッセンスがまとめてあります。
ステップアップ! ロシア語動詞: 体の用法アラカルト
本書は完了体と不完了体の使い分けについて、わかりやすく解説しています。第1章では、ロシア語動詞のアスペクトの概要や、完了体と不完了体の見分け方について紹介されています。アスペクトは時制と深く結びついているため、第2章では、過去形、未来形、現在形におけるアスペクトの使い分けについて学びます。応用編として第3章では、様々な述語と結びつく場合や命令形におけるアスペクトの使い分けについて学びます。どの章にも解答付きの練習問題が豊富にあります。学習した内容が身についたかどうか、手ごたえを感じることができるでしょう。本書の最後には、総まとめ問題があります。
ロシア語の動詞を制する者は、ロシア語を制する、といっても過言ではありません。アスペクトについて学べば、ロシア語マスターに一歩近づくことができます。本書がその手助けになるはずです。
子育てのロシア語
全くロシア語を知らない状態でロシアに住み始めたのですが、お子さんが通っているロシアの幼稚園で何が起こっているか知るために、先生とコミュニケーションを取ろうと必死で頑張って勉強したお母さん。お子さんが幼稚園で仲良くなったロシア人家族を、家に招こうと目標を立てて勉強したお母さん。そんな逞しい日本人のお母さんを何人か知っています。子を思う気持ちは誰にも負けない私たち母にとって、子育てを通して語学を磨くというのは、語学学習の最高のモチベーションになるのではないでしょうか。せっかくの異国の地での貴重な子育て体験、積極的にロシア人のお母さんたちとも交流して、有意義なロシア生活を送っていただきたいと思います。本書がその一助となれば幸いです。